別格。でええのか?
- Akihiko Morita
- 2017年2月25日
- 読了時間: 2分
昨年度に増して、今年も古〜い日本映画をスクリーンで観る機会を増やしています。
ちなみに今年23本目に観たのは、黒澤明監督作品「用心棒」(1961)。
ここまで、洋画鑑賞わずか5本。
何だか取り憑かれたように、在りし日の邦画を漁っています。
神田神保町シアター、池袋新文芸坐、阿佐ヶ谷ラピュタ、京橋フィルムセンター(改装中)、
など、ほかにも色々な所でやってます。
東映京都撮影所の血風録「あかんやつら」by春日一郎さんの書籍にあったように、
東映京都が、時代劇を量産していた同じ時代。寝る間も惜しんでただただ切って張っていたその時代に、
黒澤明は、血しぶきを、斬られて飛ぶ腕を、初めて描いた。
本にあったように、それはそれは衝撃だったそうです。
昨年から今年にかけて、たくさんの時代劇や、現代劇を観て思うのは、
やはり、黒澤明は別格だと、この一本で分かる凄さ。
「用心棒」からおよそ10年後、1970年製作の、岡本喜八&稲垣浩監督作品をこの間観たばかりですが。
やはりクロサワ、ハンパないです、別格すぎます。
同じ役者でも出てるオーラが違う。エキストラの一人一人にまで演出が行き届いている。
同じカメラマンやスタッフも仕事が違う感じ? 美術良し、小道具良し、効果音良し。
参りました!ですね。
でもでも、でええのか?てことですよね?
勝ち負けじゃなく、超えなければ。ちゃいますか???
いやあ〜おれの映画、全然まだまだすけど、真理はこれで。

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