古き良きではないと思う。でも、
- Akihiko Morita
- 2016年10月2日
- 読了時間: 2分
夏。加山さんの番組の構成作家他ご活躍の天明晃太郎さんが、
おれが打ち上げ飲み屋で「映画監督になる!」宣言をして、
即座に本屋へ向かいおれにプレゼントしてくれた2冊。
ともに春日太一さん(30代)著作の「東映京都撮影所血風録・あかんやつら」
「鬼才・五社英雄の生涯」 これらを読破して。
そもそも今年はDVDで映画を見ないと決め、かつできるだけ古い日本映画を観ると決めていたので。で、
そこが東京、探せばほんと各地で、昭和名作やってくれているので。
今回タイミングが合い、東映京都撮影所製作作品をフィルム上映で堪能しました。
音悪いよね、全部アフレコやし。効果音ないとか無音多いし。
かたや黒澤明監督をはじめとする、欧米からも評価される日本映画黎明期だった時代。
東映は量産体制で時代劇を、のちの任侠ものやコメディを支えた(おもに低予算の、比較等級など
なかった時代とはいえ、明らかにB級の映画群)を作り、今、おれ立て続けに観て。
面白いし、血湧き肉踊るし、つべこべ言うな!要は金払って観てもらうのに相応しい何かを、
大の大人が集まって死ぬ気で考えているし、それをフィルムに焼き付けている気がする。
1965年生まれのおれが今、当時製作年前後する作品を観て、心震えることこそ、
映画の力だと感じました。
古き良きでは語れないでしょう。そこを論点にせず、おもろいもの、もっともっとおもろいもの、
そこを追求するのが、後塵もとい、日本人として引き継ぐ使命ではないのかなと。
偉そうに。
おまえがんばれはい。おれ、がんばります!


Comentarios