どんくさい
- Akihiko Morita
- 2016年9月2日
- 読了時間: 2分
子どものころ何度言われたことか。
末っ子で早生まれで、運動神経にぶく。
同じことが2度できない。
偶然一度やってできて褒められたら、二度目もできるかどうかのプレッシャーに苛まれ。
できないなんで!?さっきできたやん!と責められたように言われ感じてますますできなくなり。
中学にあがって、親からキツく反対(用具代など金がかかるから)されていた野球部に入ってから、
何かが変わったような。
運動神経が上がったわけではなく、前へ出ることを覚えました。
ケガで二年からは、ブルペンキャッチャー&スコアラーとして、その役割を見つけたことに自信をもち、
半年後、JAZZに目覚めてブラスバンド部に移籍して同時に、生徒会に立候補したりして。
頭は悪かった。成績はあかんかったけど、どんくさいのを見せたり、受け入れざるを得ない状況にする前に、
そうか、先に前へ出ればいいんだと。
なんか、そんな感触があった記憶。
それが今のおれのベースな気がする。
恋もして、映画に目覚めて、中三の時に学校の前で配られていた「海外留学」のチラシを見て、
高校二年の夏に、親に借金させて、一年間のアメリカ留学をさせてもらい。
じぶんのことしか考えてへんやん!と言われればそれまでですが、
前へ出ること。それしか考えていなかった10代のころの記憶。
それで得たもの、失敗したこと、恥ずかしいこと、山ほどあって、今があります。
どんくさいのは、変わってないと思います。
きっと、その都度それを補う何かを見つけ、元々のおれの上に、積み重ねているだけなんだと。
30年以上続けて来た職業を引退するにあたり、ふと我思うひと時でした。
写真は、未公開だった、在りし日のおれ。
あそうです。俺は辞める気がない超スモーカーです。

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