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希望のつぼみ(裏話1)

  • 執筆者の写真: Akihiko Morita
    Akihiko Morita
  • 2016年4月20日
  • 読了時間: 3分

時代が変わり、オンエアか街頭ビジョンではなく、パソコンやスマホ、webで公開となりました。

あ、PCある方は、是非それで。

https://www.youtube.com/watch?v=3ax2zct3Ikg

中外製薬という製薬会社のイメージソングを作りました。2曲あるうちの1曲、「希望のつぼみ」を、脚本・監督。

よく、監督って何する人?と聞かれるので書きますが、

監督は、その映像、例えれば、建物を建築する現場で、建物ができあがるまでの現場監督です。

つまり、たくさんの業種が加わって、ひとつのモノを作り上げるなかで、現場で旗を振り、

正しいと思える判断、決定を下して行く仕事です。

たくさんの業種の方たちは、それぞれにプロです。

例えば、白か黒か?柔らかいか固いか?気持ち良いのか悪いのか?、それぞれ意見が分かれて当たり前です。

そこで、それぞれのプロフェッショナルを尊重し、善し悪しを判断して、ひとつの決定を下すが、僕の仕事。

その釘、ええけど、もう2ミリ右側に打ったら、ええのと違う?とか、

そのペンキ、赤が良いと思ってたけど、青のほうがええね!とか、

ほらほら、最初に考えてたより、めっちゃええ感じに家できてきたよ!?などと、

モノを作る作業、共同作業を進めるのが僕の職業なのです。

今回のお話は、昨年末にオファーがありました。

中外製薬の社員が、ある音楽酒場で知り合った歌手や作曲家たちと歌を作り、

そこで知り合ったディレクターに映像をお願いし、そこから僕にオファーがあったのです。

そのディレクターとは、20代〜今にかけて、ともに同じ時代を駆け抜けてきた同志。

その彼が、今回はプロデューサーとなり、ぼくが演出することになったわけです。

彼には最初、こう言いました。

「空海でないと、という仕事でないと受けないから」

単なる数合わせ、てきとーにやれる仕事は受けないと決めていたし、

そう決めていたからこそ、按摩やったり粘土やったりする自分があったので。

だから年明けに、年末に出して一度OKだったアイデアが撤回されて、さらに、誰でも撮れそうなアイデアをオファーされて、

僕の心に、火が着いたわけです。

なめんなよと。 

その曲が醸し出すものを、森田空海はこう表現する。

その信念に従って、プロデューサー、クライアント、現場のスタッフ、キャスト、

すべてを絡ませ、ねじ込むようにして、作りました。

そして今、あらためて作り上げたものを外から見て、

未熟な、脆弱な部分が目についてやりきれない気持ちもあります。

それが、今のおれの実力。

そしてそれを、これからも積み重ねていかなければならないという想い。

いかがでしょうか?

是非、感想を聞かせて下さい。

これからも精進します!

もりたくうかい

*写真は主演女優のひとり、高橋朋伽さん。(勝手にアップしたので迷惑ならご一報を)

まだワンカットも撮っていない瞬間、内心ビビリまくりのおれ。


 
 
 

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