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いずれ終わる

  • 執筆者の写真: Akihiko Morita
    Akihiko Morita
  • 2015年12月1日
  • 読了時間: 1分

達観したようにそんなこと言うと何様?ですが。でも命しかり、始まるものには必ず終わりがあり、それを終わりと考えるかどうかは宗教観によっても変わると思うのだけれど。漫画家・水木しげるさんの死去の報せを聞き、どう終えられたか?自分にあてはめて想像して、どう終えられるのか?しばし想いを馳せました。

番組の調べもので加藤登紀子さんと名コンビだった亡きご主人、藤本敏夫さんとの夫婦対談の記事を読んでいて、元気にピンピンに受け答えする藤本さんがそこにいて、でもその数年後にはお亡くなりになっていて。

資料を見るかぎり、その数年間は数行で過ぎる、済まされる、目にも留まらないほど。儚さを思う。

近所の昔ながらの薬局。高円寺に住んで3年なのに一度も入ったことがない。買うなら駅前のドラッグストアでポイントためて、通り過ぎるだけの存在だったお店が、写真のごとくひっそりと幕引き。気持ちよく老齢のため勇退したんだと想像したい。

時代は変わる。それでも変えたくないもの、こういうことを感じる心。そして僕もいつの日かに訪れる終わりに向けて、今日がある。


 
 
 

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